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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

ひまわり号

もう20年も前のことになりますが、車イスに乗った娘さんのみちさんを連れて町内の盆踊りの輪に入り、一緒に踊っていたさん。その時の表情豊かなさんのお姿が今でも思い出されます。そんなさんの夫さんが長いこと実行委員長を務めている「ひまわり号」にボランテアとして初めて参加しました。

「ひまわり号」は「せめて一度列車の旅がしたい」という障がいを持った方の切実な願いを叶えるために、23年前、東京の上野駅から日光駅に走った事から始まりました。

9月16日早朝まで降り続いた雨もやみ、車イス等障がいを持っている方60人を含めた230人が岩内への旅へ。私のグループは車イス使用の71才のさん、奥さん、18才の女子高校生、私の4人。山の上から海、町並みを見下ろしてお弁当を食べましたました。秋の風が心地よい……。「あっちが泊原発だ」「風力発電の風車が回っているよ」若い頃の話をいっぱいするさんの話好きの笑わせ上手。「うちではあんまり話さないから1年分くらい話したんじゃないかな」と奥さんが教えてくれました。

「沢山の人々の支えや交流があるから、辛くても苦しくても、時々の楽しさや嬉しさを力に換えて、今日を生きています。

私は今、ひとつの夢を見ています。  ―中略―  地球のあちこちで『ひまわり号』を走らせました。そんなある日、この地球上から戦争も紛争も消えてなくなったのです。」

(「ひまわり号通信」より)

ひまわり号は、大きな大きなみんなの夢を乗せて走っていました。

(07年9月17日記)

「清田区新聞」07年09月23日付より

参照 ≫ひまわり号を走らせる全国連絡会