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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

クリスマスケーキ

生まれて初めてケーキを食べたのは小学4年生。ベニヤ工場で働いていた母がその日小さなクリスマスケーキを買ってきました。その当時のお金で100円。姉は函館で住み込みで働き、父は木こりで山に入っていましたので母と二人で、実は3/4は私が食べました。おいしくてほっぺたが落ちそう、とはまさにこのことだと思いました。

夢中で食べる私を見て嬉しそうにしていた母の様子が思いおこされます。

姉と同居している母は86歳、扶養家族になっているので来年4月から始まる後期高齢者医療制度の最大の被害者の一人です。年間の保険料ゼロから8万円ほどになるのです。

市場原理でいうと、お年よりは不必要な存在なのでしょう。長生きしている人へのペナルティともいえるこの制度は消費税と同じで小さく生んで大きく育てる悪魔のようなしくみです。

参院選での大敗北から政府は、手直しをせざるをえず実施の一部を数カ月先送りしようとしていますが根本的には何の改善もありません。

消えた年金問題もまた浮上してきましたが、お年よりの問題はすべての国民の問題でもあります。世代をこえた人たちの共同で人間の尊厳を踏みにじるこの悪法を葬り去るまでたたかいぬこうではありませんか。

激動の2007年もあと1週間あまりとなりました。この1年間大変お世話になりました。ほんとうにありがとうございました。来年もまたご一緒に力をあわせて元気にがんばりましょう。

「清田区新聞」07年12月23日付より