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清田区の党と後援会は30日と1日の両日、参院選勝利へ向けて宣伝と支持拡大のいっせい行動に取り組みました。
1日午前は、清田地域を中心に宣伝カーと「しんぶん赤旗」号外の配布、電話による対話・支持拡大などに14人が参加しました。
宣伝カーでは、党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんらが7カ所で街かど演説。悪法をすべて強行採択した安倍自公政権の暴走を批判し、年金、増税、憲法改悪問題などで党の政策を訴え、くらしと平和を守る日本共産党への支持を呼びかけました。
吉岡さんはとくに、広島・長崎への原爆投下は「しょうがない」と言った久間章生防衛相の暴言をとりあげ「被爆国の閣僚として、絶対に許せない発言」とのべ、「問題はない」と擁護した安倍首相の態度もあわせてきびしく批判しました。
久間暴言を1面トップで報じたこの日の「しんぶん赤旗」を手にして訴える吉岡さんの演説に、家から出てきて聞く人もいました。庭で洗濯物を干しながら聞いていた女性は「ほんとうに共産党さんのいうとおりですね」と言ってビラを受け取り、バス停で聞いていた男性は「私にもその資料をください」と自分でビラに手を出し、「ことしは住民税が2倍になった」と怒りをあらわにしていました。
同地域では、同時に7人が「しんぶん赤旗」号外などを配布。庭の樹木のせん定をしていた男性が木の上から「共産党かい。がんばってくれや」と激励、「ご苦労さんです」と庭先から手を出して受け取ってくれる人もいました。
一方、吉岡ひろ子事務所で電話による対話にとりくんだなかで、共産党への支持拡大とともに「しんぶん赤旗」日刊紙の読者も増えました。
前日30日には8人が参加し、里塚地域で行動しました。
日本共産党の市田忠義書記局長は6月25日、参院選の比例候補について、紙智子参院議員ら5人の第1次分候補に加え、第2次分として12人の比例候補を発表しました。このなかには岡ちはるさん(43)=党道委員、国会議員団道事務所員、元札幌市議=(写真)も含まれています。市田書記局長は比例候補は「日本共産党そのものを語る先頭にたち、共産党の支持を広げるために奮闘する」と強調しました。
年金者組合札幌清田支部(大塚卓冶支部長)は6月29日午前、西友清田店前で「大増税反対、最低保障年金制度をつくろう」と横断幕を掲げ、宣伝と署名行動をおこないました。これには組合員15人が参加しました。
同支部の村岡忠義副支部長、吉野昭夫書記長、飛び入りの吉岡ひろ子さん(日本共産党清田区市政相談室長)らがハンドマイクで演説。政府のずさんな年金行政を糾弾し、年金生活者に住民税増税や国保料、介護保険料の負担増がのしかかってきていることを怒りをもって告発、「高齢者はじめ国民の命と暮らしを守るために、署名をおねがいします」と訴えました。(写真上)
ビラを受け取り、「本当に頭にくる」「このままでは生活できない」などと署名に応じる人も多く、約30分の行動で35人分の署名が集まりました。(写真下)
新婦人清田支部平和部が企画・主催した「平和学習会」が6月29日午後、清田区民センターで開かれ、29人が参加しました。
同平和部の小林のぞみさんの司会で始まった学習会では、安保破棄北海道実行委員会の山下忠孝さんが一時間半にわたって講演。山下さんはとくに、「靖国派」で占める安倍政権が国民の「鈍感力」「健忘症」に期待して憲法九条の改悪を強行しようしているのにたいし、国民と平和勢力は「記憶力」でたたかわなければならず、改憲ノーのたたかいを強めることが大事だと強調しました。(写真)
参加者から質問が出され、意見を交流しました。
8月9日の長崎市・平和公園を訪れたことがある。巨大なブロンズ像前で犠牲者7万5千人の無念さを思い、原爆を投下した者と戦争を始めた者への怒りで体がふるえた▼誰しもそうだろうと思っていた。が、原爆投下を「しょうがない」と考える日本人もいたのだ。しかも長崎選出の現職大臣が!▼久間防衛相の原爆投下容認発言に、多くの人が耳を疑ったに違いない。辞任は当然だが、当初「問題はない」と擁護し、世論の激しい怒りに、あわてて「厳重注意」ですまそうとした安倍首相にもあきれ果てただろう▼国民は彼らを「しょうがない」と許すことはあるまい。(倉)
「清田区新聞」07年07月01日付より