Since 2007/03/08
この時期一番寒さが身にこたえますね。
ゆうべ、修学旅行先の初夏のオーストラリアから、息子が帰ってきました。観光もあり、コアラを抱いたりもしましたが、現地高校生との交流が一番楽しかったそうです。
4ヶ月ほど前のことですが、生活保護受給中のお母さんから奨学金の申請についての相談がありました。ケースワーカーから「義務教育ではないんだから修学旅行にいけなくてもしかたがない」といわれたという話を聞いて愕然としました。
生活保護の母子加算が、実名公表で裁判闘争に踏み切ったお母さんたちの勇気ある行動に励まされ、復活することが現実日程にのぼっています。親に経済力がないのなら、子どもが平等に教育を受けられなくとも仕方がないという考えは、子どもの権利条約や、札幌市の子どもの権利条例にてらして見ても、とうてい相容れるものではないでしょう。
子育て世代の願いが、これほど選挙の争点になったことはありませんが、ここで手綱はゆるめられません。来年から実施の「高校の実質無償化」が実のある制度としてすべての高校生が恩恵を受けるまで、さらに大学までと運動は続きます。
それにしても、親へのお土産がチョコレート数粒とは情けない。というよりあれは自分に買ってきただけかも。
(11月4日記)
「清田区新聞」09年11月08日付より