Since 2007/03/08
カウンタ

日本共産党
清田区市政相談室
(吉岡ひろ子事務所)
〒004-0832
札幌市清田区真栄2条1丁目8-7
TEL:
011-888-6777
FAX:
011-888-6776

WEB「清田区新聞」

札幌市議会

伊藤議員が代表質問

市長の姿勢ただす

企業の政治資金パーティ券購入

代表質問に立つ伊藤市議代表質問に立つ伊藤市議=5月28日、札幌市議会本会議

日本共産党の伊藤りち子札幌市議は5月28日、第2回定例市議会本会議で代表質問し、上田文雄市長の政治姿勢や経済雇用対策、障害者交通費助成制度、新型インフルエンザ対策、学ぶ権利と学費などについて、市の姿勢をただしました。

伊藤氏は、政治とカネの問題について「企業が政治家にカネを出すのは見返りを期待してのことであり、わいろ性は否定できない。企業・団体献金は政治をゆがめる諸悪の根源、全面的に禁止すべき」と見解を求め、市長自身が企業・団体献金を受け取っているのかをただしました。

上田市長は「企業・団体献金は、法律や制度を厳正に運用すべきもの。望ましいあり方について国政の場で議論されるべきもの」とし、「私自身は企業および団体からの献金は一切受け取っていない」と答えました。

伊藤氏は再質問で、「自身の献金はないとのことだが、企業や団体にパーティー券を買ってもらったことはないか」と迫りました。

上田市長は「政治資金パーティーを年2回開催しており、チケットを企業や団体の方々に購入してもらっているが、これらは法令上事業収入とみなされ企業・団体からの献金ではない」と答弁。伊藤氏は「法にのっとったとしても問題であり、個人に支えられてこそ市民本位の市政ができる」と指摘しました。

米大統領のプラハ演説

札幌市長「感動をもって受け止めている」

伊藤氏は、北朝鮮の核実験は遺憾な行為であるとのべ、オバマ米大統領のプラハ演説に触れ「プラハ演説とそこに込められた核廃絶の意思をどのように受け止めているのか」とただしました。

上田市長は「唯一の核使用国としての道義的責任や『核兵器のない世界』をめざすことを宣言した画期的なもの」とし、「感動をもって受け止めている」と答弁、「国際社会における核兵器廃絶の機運がさらに高まるよう努める」とのべました。

障害者交通費

定期券助成続けよ

伊藤氏は、障害者交通費助成制度で身体・知的障害者のウィズユーカードの助成額の減額、定期券助成廃止を検討していることを批判、「定期券助成の廃止は影響が大きい。ほかの方法による助成も含めて検討すべき」と追及しました。

自席で再質問する伊藤市議自席で再質問する伊藤市議=5月28日、札幌市議会本会議

市側は「作業所に通所している人が通所回数を制限せざるを得ないとの意見をもらっている。通所に対する支援を別途検討する」と回答。伊藤氏は「当事者の声を聞き具体化すべき」と求めました。

新型インフルエンザ対策で感染者が広がった場合の増床を検討するよう求めた伊藤氏。無保険者が費用の心配がなく受診できる特別対策や、低所得者に対する負担軽減策をただしました。また、資格証明書世帯であっても、発熱外来は3割負担で受診できることを周知するよう求めました。

市側は「無保険者が受診した場合、さかのぼって国保を適用するよう柔軟に対応する」とのべ、資格証明書世帯には相談の際に説明し、情報提供するなど周知していくと答えました。

学ぶ権利と学費問題で伊藤氏は、市の条例で授業料滞納だけを理由に市立高校で「退学処分」ができるとし、学ぶ権利が制限されていると指摘し、「子どもの意に反して退学させることがないと明言せよ」と迫りました。

吉岡ひろ子党清田区市政相談室長が代表質問を傍聴吉岡ひろ子党清田区市政相談室長が代表質問を傍聴=5月28日

教育長が条例の規定は「受益者負担の趣旨を明確にするもの」と答えたのにたいし、伊藤氏は、「受益者負担だから2カ月滞納で退学というのでなく、学ぶ権利を保障し、条例は改正すべき」と主張しました。

また伊藤氏は、ごみ有料化問題で、「分別ルールがわかりづらい」「ごみカレンダーが複雑」など市民の間で不安が広がっていることを指摘し、実施の延期を提起しました。また、「紙おむつ世帯」へのゴミ袋支給の拡充、生活保護世帯への減免の延長を求めました。

市側は「予定通り7月実施」「現在の減免基準は妥当」とのべるにとどまりました

ページ先頭へ


核兵器廃絶へ
動き出した世界

核兵器廃絶の運動強めよう

吉岡ひろ子氏が強調

バス停で待つ通勤・通学客に訴える吉岡氏と後援会員ら=2日、道銀清田支店前
通勤・通学客に訴える吉岡氏と後援会員ら

2日朝、日本共産党清田区後援会は道銀清田支店前で定例の宣伝を行い、後援会員ら6人が参加しました。

マイクをとった吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は、上田文雄札幌市長が定例市議会で日本共産党の代表質問に答え、オバマ米大統領のプラハ演説は「画期的」「感動を持って受け止めた」とのべたことを紹介、「北朝鮮の核開発計画をやめさせ6カ国協議に復帰させるためにも核兵器禁止の運動強化を」と呼びかけ、「子どもたちの笑顔は宝もの。福祉や教育が置き去りにされ、子どもたちは笑顔が奪われています。大企業奉仕には熱心でも世界の変化が見えず未来には無責任。こんな自公政治は終わらせましょう」と日本共産党への支援を訴えました

ページ先頭へ


道労働委員連合独占は不公正

道労連とり消し求め提訴

高橋はるみ知事が行った道労働委員会の労働者委員の任命はあまりにも公正さを欠くとして、道労連は5月29日、任命の取り消しを求めて、札幌地裁に提訴しました。

高橋知事は昨年12月、労働者委員7人を連合北海道の推薦候補に独占させる一方、道労連の推薦候補をすべて排除しました。道労連は、異なる潮流が併存する労働界の状況を踏まえた委員任命基準を示した旧労働省通達に反する偏向任命に抗議し、やり直しを求めてきましたが、知事が応じなかったため、提訴に踏み切ったものです。

道労連は、「派遣切り」が横行するなか、労働者の使い捨てを容認してきた大企業系列組合の委員独占は許すことができないとして「断固たたかう」と表明しています。

ページ先頭へ

コラムコラム「清風」

謡曲「吉野静」に「げにのう詞(ことば)多き者は、品少なし」というせりふがある。「口数の多い者は、軽々しく品位に欠ける」という意味だ▼これを思い出したのは、麻生首相が厚労省分割問題で、またもや迷走劇を演じたからだ。首相が与謝野経財相に厚労省分割の検討を指示したのは5月19日。関係三大臣が素案へと動いたのが25日▼ところが当の麻生さん、分割に「こだわっていないよ」(28日)「そんなこと指示も命令もしていない」(29日)といってのけた。党内の反発が大きかったからだ▼言行の軽々しい宰相。この人、官僚の書いたメモを読んでいる方が無難だ。例え「みぞゆう」と間違ったにしても。(倉)

ページ先頭へ

「清田区新聞」09年06月07日付より