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日本共産党
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WEB「清田区新聞」

二つの政治悪正せる共産党の前進に力を

全道後援会決起集会で市田書記局長訴え

市田(忠義書記局長)さんに背中を押された感じ」「強い党と後援会つくる勇気をもらいました」―。

参加者の声援にこたえる市田氏と予定候補ら参加者の声援にこたえる市田氏と予定候補ら=15日

15日、日本共産党北海道後援会が市田忠義書記局長を迎えて開いた「全道総決起集会」では、会場となった札幌市民ホールの定員1500席がいっぱいになり、100人以上がロビーでも会場内の様子に耳を傾けました。参加者は選挙で勝利できる強く大きな組織づくりに立ち向かう決意を固め合いました。

参院選候補の大門実紀史(比例)、はたやま和也(道選挙区)両氏と道議選候補の花岡ユリ子、真下紀子、金倉まさとし、古岡ともや、松永俊雄の各氏が紹介され、それぞれ決意を述べました。

講演する市田氏講演する市田氏=15日

記念講演をした市田氏は、新しい政治状況下で初の全国選挙である参院選について「今の政治を一歩でも二歩でも前に動かし国民要求を実現するために、財界・大企業、軍事同盟中心という二つの政治悪から抜け出せるかどうかは、共産党が伸びるかどうかにかかっている」と強調。その上で、雇用、後期高齢者医療制度、保育所の基準緩和、日米FTA(自由貿易協定)交渉などの党の立場を解説しました。

最後に市田氏は「小笠原貞子さんを定数4で初当選させた1974年の参院選を思い出してほしい」と語り、「大変に素晴らしい候補者ですがまぐれではない。(その)3年前に比べて党員で144%、日刊紙で177%、日曜版で179%増やしているのです。こういう力があったからこそ選挙で勝てたのです」と強調。「党躍進特別期間に力を貸してください」とのべ、「赤旗」の購読と共産党への入党を呼びかけました。

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市政の前向きな側面前進させる党の議席

党地区委員会市政の課題を学習

市政学習会活発な意見交換が行われた党地区委員会の市政学習会=16日

日本共産党札幌豊平・清田・南地区委員会は16日、党札幌市議団の田中弓夫事務局長を講師に招き「札幌市政学習会」を開き20人が参加しました。

池田博地区委員長が来年の参院選挙は、再来年春のいっせい地方選挙勝利を視野に一体でたかかうという意味でこの市政学習会を開いたとあいさつ。田中事務局長が、上田市政をどうみるか、共産党市議団の役割などについて報告しました。

田中氏はこのなかで、市民の福祉や暮らしを守るという点で様々な弱点がある一方、市民の声を聞く努力や憲法九条や平和を守る姿勢などで注目すべき点があると、上田市政の二つの側面に言及し「市民の世論、運動によって市政を変えていける可能性がある」とのべました。また共産党の現有5議席では市議会の6委員会全部に委員を配置できない現状などにふれ、1年半後にせまった市議選では市の10行政区全体で議席を獲得することの重要性を強調。共産党市議団の役割として①国の悪政から市民を守る②市民と共同して市民要求を実現する③市政のムダをただし、大型公共事業を見直す④上田市政の前向きな側面をさらに前進させる――をあげました。

参加者から活発な意見や質問が寄せられ、今後こうした市政研究会を行政区ごとに開催していくことの必要性が確認されました。

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後期医療受診抑制明らか 廃止すぐ

道広域連合議会で党議員

道後期高齢者医療広域連合議会は16日、札幌市内で定例会を開き、2008年度一般会計決算、同後期高齢者医療会計決算を賛成多数で、その他の議案は全会一致で可決しました。日本共産党の清水雅人議員(滝川市議)、中橋友子議員(幕別町議)が質疑・討論に立ち、一般会計、医療会計ともに反対しました。

後期高齢者医療制度をめぐっては衆院選で国民の怒りが示されましたが、鳩山新政権は総選挙中の態度を一転、廃止先送りを表明。直ちに廃止を願う国民と矛盾を広げています。

清水氏は一般会計決算質疑で、政府の制度存続方針について大場脩連合長に廃止についての認識、制度の問題点をただしました。大場氏は「制度は定着してきた。性急な廃止は新たな混乱を生む」と答弁。清水氏は、総選挙で審判を受けた差別医療制度の存続に抗議するよう求めました。

医療会計決算について中橋氏は、同制度が「受診率低下、入院日数短縮など受診抑制につながったのではないか」とただしました。

健康診査受診率は自己負担1割導入などで17.6%から5.6%と大幅に低下、特に道広域連合の場合、全国的にも高ランクの保険料、全国一の所得割導入や、国の言いなりの「医療費適正化」によって、全体として老人保健制度よりも後退していると指摘。実質で約30億円もの剰余金は高すぎる保険料の軽減にあてよと提起しました。

また、保険料の滞納者について「短期保険証の交付は滞納解消に有効」とする広域連合側を、「高齢者が医療を受ける権利を奪うもの。命にもかかわる問題だ」と強く批判、短期保険証の発行ゼロの7県、道内64自治体にならい、短期証発行の中止を迫りました。

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コラムコラム「清風」

マニフェストが次々に“ほころび”をみせ、鳩山政権が迷走している。国民要求実現を軸足に「いいものには協力」のスタンスで見ているが、フラストレーションが溜まる▼象徴は普天間。アメリカとの軍事同盟の解消にも踏み出さず、前政権との違いのなさを露呈している。本質は「憲法九条と日米安保」が両立しないこと▼新安保50年を契機に、安保条約を一から見直すチェンジが待たれている。「友愛」精神は平和構築へのメッセージであるはずだ▼矛盾は「九条と自衛隊」にも当てはまる。「きよた9条の会」が29日に開く集いでは、未来へ向かう私たちの立ち位置が試される。札幌学院大の坪井教授と共に扉を開く一歩としたい。(俊)

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「清田区新聞」09年11月22日付より