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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

希望

昨日の午後のことです。

事務所当番のMさんが、「しんぶん赤旗」日刊紙の14面の記事、シリーズ『希望』を指さして「吉岡さんこの記事、読んだかい」。「先週の『お元気ですか』に、『きぼうのいえ』のことを書いていたんだから、これは見ないとだめだよ」と言われ読んでみました。

マザーテレサが1981年に来日し、山谷を訪れたときに語った「日本には貧しい人をほったらかしにしている貧しさがある」という言葉がきっかけとなり、300軒以上の不動産屋に断られながら、2002年に山谷のドヤ街に開所しました。

ホームレスや家族と縁のうすい人を看取る、日本で唯一の民間ホスピスです。

何十年と刑務所にいたひとが「真っ黒だった人生を真っ白にしたい」と語れる場所でもあります。

「たった半日でも、一人からでもいい。『大切にされた』『愛された』と思って旅立ってほしい――」

「きぼうのいえ」のこの願いを、「命を大切にする」と所信表明で連呼した鳩山首相は、どう受け止めるのでしょうか。

命を大切にする政治――とは、誰もが希望のもてる社会をつくることなのではないでしょうか。

Mさん、ご忠告ありがとう。

(3月10日記)

「清田区新聞」10年03月14日付より