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きょうの最高気温は17度、陽の当たらない事務所で、パソコンに向かっていると、おしりがひんやりしてきます。
道東では、今朝の最低気温が氷点下の地域もありました。我が家では、夫が植えたトマトの苗が、たよりなげに空を見上げています。
とはいえ、毎日見ていると、ものすごい勢いで草花は成長をつづけているのが分かります。
夕べも薄暗い中、駐車場と家のまわりの草を刈りました。
玄関先にも、ワスレナグサが、何本か生えているのですが、刈らずにそのままにしています。
草取りはなかなか難しいのです。そして楽しいのです。
刈るのが惜しい雑草を「刈るべきか、刈らざるべきか」。雑草のように、どこにでも生えてくる花を「刈るべきか、刈らざるべきか」――。
草取りは手を動かすだけではありません。正しい判断を、時にはこの場合弱者に当たる草花と対話もしなければなりません。
草を刈ったあと、自生している三つ葉を採りました。今朝のおかずとなって、胃の中に収まりました。
高校時代、私は園芸同好会に所属していました。やることといえば、殆ど草取りです。
何が良かったかというと、汗をかいて草刈りをした後に食べるアイスキャンデーと、他のクラブ(昔は部活のことをこう言っていた)にはない“まったり感”――だったような気がします。
(6月1日記)
「清田区新聞」11年06月05日付より