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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

パークアンドライド

はじめに先週の「お元気ですか」の間違いをお詫びします。

「国際宇宙ステーションは高度400メートルを飛行し」と書きましたが、正しくは「400キロメートル」です。(※ ホームページ上ではアップの際に訂正済み)

藻岩山が標高531メートルですから高度400メートルを飛んだらとんでもないことになってしまいます。

清田区新聞を読んだ方から、すぐに指摘のご連絡を受けました。

数字といえば、温室効果ガス排出量の削減目標が、最近はとんときかれません。

二年前の9月23日に当時の鳩山首相が国連会議で、2020年まで25%削減すると演説しましたが、その後どうなっているのでしょう。

そもそも鳩山首相の削減目標は、原発を9基も新設するのが前提となっていましたから、その前提じたいが崩れています。

札幌市は2020年までに、温室効果ガスのCO2排出量を1990年比で25%削減する目標をたてていますが、逆に微増の実態です。

22日に開かれた市議会財政市民委員会で中央区選出の小形香織市議が、この問題を取り上げて、都心の車の乗り入れを減らすために、市の交通計画案にパークアンドライドの駐車料金の大幅引き下げを盛り込むべきと求めました。

パークアンドライドとは、自宅から地下鉄駅などまで自動車を利用し、駅の近くに駐車(パーク)して、そして(アンド)公共交通機関に乗り(ライド)継いで通勤する方法。

清田区近隣では、地下鉄大谷地駅に、市と民間共同運営のパークアンドライド駐車場があるそうですが、小形質問で初めて知りました。

(9月28日記)

「清田区新聞」11年10月02日付より