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清田区革新懇は7月30日、講演会を開き、勤医協歯科理事長、歯科医師で「医療九条の会北海道」幹事の遠藤高弘さんを講師に、原発問題について学びました。この講演会には34人が参加しました。
講演に先立ち、清田区革新懇代表世話人の田中秀夫さんは「大震災と原発事故は、日本のあり方を問うています。原発依存からの脱却、憲法を活かした復興と日本社会のためにこの講演会をいかそう」とのべました。
「今どういう事を確認し、どんな行動を起こすべきか」と題して講演した遠藤医師は、福島から北海道に避難してきた人の「泊を止めてください」との手紙を紹介。「泊3号機の営業運転とプルサーマルの実施を許してしまうかどうかが問われています」と強調しました。そして、核開発と原発、「平和利用」という詭弁、批判を排除してつくられた「安全神話」を歴史的に解明。福島原発事故の実態、放射能汚染、被爆線量問題のゴマカシを、豊富な資料を用いて明らかにしました。「『核・原子力は人類と共存できるのか』との指摘を真剣に考える必要が」と提起。最後に、「いま、差し迫って必要なのは、泊3号機の営業運転とプルサーマル発電の阻止のため、一人ひとりができることから行動を始めることです」と呼びかけました。
吉岡ひろ子代表世話人は閉会のあいさつで震災救援ボランティアへの支援に謝辞をのべ、震災救援、核兵器廃絶、原発依存脱却、「8月=平和の月」の取り組みを呼びかけました。
翌週6日予定の、清田区九条の会連絡会主催の厚別川での「平和の灯篭流し」の呼びかけもされていました。
日本共産党清田区後援会は、7月31日、毎月最終日曜日に行っている美しが丘のフードD前での宣伝に後援会員7人が参加、買い物客や、近隣住宅街住民にハンドマイクで訴え、「赤旗」号外を配布しました。
真栄後援会の松田さんは「赤旗」が「やらせメール」問題をスクープしたことに触れ、「タブーを恐れずズバリ真実を伝える新聞は『赤旗』だけ」と、「赤旗」の購読を呼びかけました。
美しが丘後援会の松崎さんは震災被災者救援、復興問題を取り上げ、政府の後手後手の対応を批判。そして「共産党の支援ボランティアは清田区からもすでにのべ4人が派遣され、全国でのべ1万人以上に。現地で活躍、頼られています」と紹介。「共産党の救援活動にいっそうのご協力を」と呼びかけました。
2日朝、日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党市政相談室長は、国道36号線の真栄バス停前で朝の宣伝を行い7人が参加しました。
吉岡さんは、7月31日投開票の福島市議選での党候補の全員当選を報告、原発からの撤退をかかげた党の取り組みを紹介。また「やらせメール」、安全・保安院の「サクラの動員、発言の組織」を批判、「安全規制機関を原発推進機関から完全に分離することは急務」と強調しました。市政問題では、札幌市が検討している乳幼児検診民間委託について「小児科医からは質の低下につながりかねないとの指摘や反対の声も」と慎重な対応を求めました。
美しが丘後援会の松崎さんは、「やらせメール」など、原発問題の報道姿勢が国際的評価を受けている「赤旗」が、いまのマスコミ状況の中で果たしている役割を強調、「赤旗」の購読を訴えました
5月8日に礼文島を出発した国民平和大行進北海道―東京コースが7月29日、終結点の上野公園に到着しました。東日本大震災の被災地各県もリレーし、核兵器廃絶とともに、震災からの復興、再生可能エネルギーへの転換を訴え通してきたものです。
終結集会では、原発事故の放射能汚染に不安を募らせる人々の声が紹介され、核兵器廃絶の声を世界に広げる決意を固め、国連事務総長代理としてドゥアルテ軍縮問題担当上級代表も参加する今年の世界大会を、歴史的大会にしようと誓い合いました。
来年の日本共産党創立90周年めざす「党勢拡大大運動」。清田区では7月、「赤旗」日刊、日曜版とも前進し、入党者も迎えました。
大運動を飛躍させるため、党豊平・清田・南地区委員会は、下記のとおり学習会を開催し、党の役割と党の拡大強化の意義を学ぶことにしています。
4・28といえば「沖縄を返せ」の歌とともに沖縄復帰運動を思い浮かべる人が多いと思うが、改憲勢力はサンフランシスコ講和条約60周年の来年4月28日を改憲の「Xデー」と位置づけている▼サ条約で独立したのに米の押し付け憲法では真の独立とは言えない、改憲こそ真の独立と主張。また自民党は東日本大震災対応を口実に「武力攻撃を含む緊急事態に対応」できる改憲を主張。民主党の「ポスト管」候補も▼改憲集団、立ち上がれ日本などが作る「創生日本」の安倍晋三会長は憲法96条の改正に向けた運動を推進している▼サ条約と同時に調印させられた安保条約こそ真の独立を妨げている諸悪の根源。憲法九条を活かし東日本大震災・福島原発事故の対応を憲法の精神に立脚して進めるよう頑張りたい。(河)
「清田区新聞」11年08月07日付より