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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

次男の結婚

玉のような赤ちゃんを地ででいくような、まん丸顔で生まれた次男は、生後ひとつきからベビーサークルの置かれた私の職場通いをしました。

3カ月から6カ月までは大曲の実家でみてもらいました。

6カ月から北野保育園に預けました。朝預けるとき、1日おきに泣いていました。

1歳9カ月、病気がちの義母と同居するため私が仕事を辞め保育園は退園。

新婦人の幼児サークル、札幌市主催の仲良し子ども館、北野幼稚園を経て北野台小学校に入学しました。

次男が小学3年の時のこと。

同じクラスで私の友人でもあるEさんから「R君(次男)のまえの席の女の子が学校から途中で帰ってしまったんだって。R君が椅子をわざとずらしてその子が転んだらしくて――」

その子はクラスの中で疎外されていたような子でした。

夕食後夫と2人で息子と話し合いました。「その子だからやったのではない」といっていた息子が、2時間後ようやくそのことを認めました。

長男の影響で陸上を始め、中学・高校・大学・実業団まで続け、この3月に引退します。

東日本大震災の影響で昨年3月26日に予定していた挙式が1年延期の3月24日に執り行われました。

人前(じんぜん)結婚式では、お父さんに手を引かれバージンロードを慎ましく歩く花嫁を、見守る次男の満面のにやけ顔に、参加者から笑いが巻き起こりました。

R、生まれてくれてありがとう。

(3月28日記)

「清田区新聞」12年04月01日付より