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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

「慰安婦」の悲劇忘れない

1月31日の衆議院代表質問で志位委員長は、日本軍「慰安婦」問題を取り上げました。

安倍首相が、軍の関与と強制を認めた「河野談話」の見直しを主張していることが「大きな国際問題となっている」と批判しました。

アメリカで最初の「慰安婦」記念碑が建てられたのは、人口約2万人の半数が韓国系の米ジャージー州パリセーズパーク市でした。

昨年の5月1日、そこの市長を在ニューヨーク日本領事館の廣木領事が訪ね、桜の木や図書館蔵書の寄贈と慰安婦記念碑の撤去を持ちかけ、直後の6日には自民党の古屋衆議員、山谷参議員などが訪れ記念碑の撤去を要求しました。

古屋議員らは「慰安婦」の数として記念碑に書かれた「20万以上」という数字が間違っていると主張。「慰安婦」は自ら進んで「兵士に奉仕した」などと述べたといいます。

バーゲン州の裁判所前には奴隷制やナチスドイツによるホロコーストなどいくつもの記念碑が建てられていますが、『加害者』とされる国の政府から撤去を求められたこともなく、この時の日本政府・自民党議員の恥知らずな撤去要求が、ニューヨーク州に設置され、さらに記念碑設置が進んでいるとのことです。

1月29日、東部ニューヨーク州議会で「慰安婦」を記憶にとどめるとした決議を採択したのでした。 

20万以上の女性と少女が拉致され、性的奴隷として犠牲をうけた事実、大日本帝国陸軍による憎むべき過ちはけして繰り返してはなりません。

1000回を超えた水曜日デモ。被害者のオモニの生存者は少数になりました。

日本政府の正式謝罪と賠償がないのが歯がゆい。

(02月13日記)

「清田区新聞」13年02月17日付より