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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

福島から「今伝えたいこと(仮)」

4・14清田区演説会に足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました。

残念ながら、今回都合のつかなったみなさんは、6・9志位委員長演説会には、ぜひ来ていただければ――と思います。

演説会の前夜、札幌駅近くの共済サロンで小さな集まりがありました。

福島県立相馬高校・放送部の、演劇のDVD上映とトークのつどいで市民70人程の参加でした。

演劇は、震災後の高校が舞台で、一人の高校生が自殺する――DVDで観ても、十分思いが伝わる迫力がありました。

「緊急時避難準備区域」からわずか1km離れた「緊急時避難準備不要区域」に住んでいる。

「大学に行って恋をして結婚して…と夢を持っていたけれど、将来結婚できるのか? 子どもを産めるのか?」

6人の個性溢れる女子高生の、ありのままの飾らない言葉が胸を打ちました。

彼女たちは、水俣病患者、長崎・広島の被爆者にも思いをよせ、被害を受けた一人として、自分や家族、仲間を見つめ、社会を見つめて行動してます。

演劇のタイトルは「今伝えたいこと(仮)」――「事態は何も収束していない。今も進行中。だから(仮)」。

脚本担当の彼女は「芸術系の大学進学を目指しています。」とはにかみながら言いました。

生涯忘れることのできない、彼女たちとの出会いでした。

(04月17日記)

「清田区新聞」13年04月21日付より