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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

長距離バス事故

きのうは肌を突き刺すような冷たい風でしたが、今朝は最低温度がマイナス3度とはいえ、春の暖かささえ感じる朝のバス停行動でした。

バス停に路線バスが来るたびに、富山県の高速道路でおきた長距離バス事故の無残な光景が頭をよぎります。

運転手と乗客ひとりが死亡し、乗客24人が重軽傷を負った惨事です。

今回の事故を起こした運転手は2月の休みは3日だけで、事故当日まで11日連続勤務だったと報じられています。

社内規則では13日連続まで認めており、バス会社は「問題ない」と言っているようです――。

同業の知人によると、長距離バスの運転手は不足していると言います。

「規制緩和」で競争が激化して経営は大変、賃金は安く、運転手の不足で休日出勤が普通の状態になっている…そんな中での事故でした。

昔は路線バスにも車掌さんがおりましたが、今は長距離バスにもおりません。

2000年の「規制緩和」で、「車掌の同乗の義務づけ」が廃止されたからです。

亡くなった運転手は37歳。昨年の7月におきた二つの事故の運転手は30代と40代でした。

「規制緩和」は働く人を酷使し、利用者の安全を脅かし、命を奪いました。

13日連続で運転させて良いのか――車掌をつけないで長距離を走らせて良いのか――

一刻も早い改善が求められます。

(03月05日記)

「清田区新聞」14年03月09日付より