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日本共産党
清田区市政相談室
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

耳を澄ませば

雪解け水の音が聞こえてくると、子どもの頃の春が思い出されます。

長靴で雪のダムをつくって雪解け水をためては、溢れる間際に水の逃げ道を作ります。

雪が溶けて土が顔を出したら、手にあかぎれを作りながらビー玉で時間が経つのを忘れて遊びました。

春がきた、あの胸の高鳴りは、長い冬があるからこその喜びにちがいありません…。

先日「旧拓銀の森」(現在はジャスコ所有)前のバス停で行動をしていると、「ガー」「ギヤー」という鳥の声が絶え間なく聞こえます。ご近所の方によると、アオサギのひながかえる時期だと言います。

耳を澄ませば、春はいろんな音を連れてやってきます。

寒さも雪の量も、特に厳しかった今年の冬――市議会には、百を超える団体から「福祉灯油の実施を求める陳情」が寄せられました。

市は「事務経費がかかる」などとやる気をみせません。

厚生委員会の審議では、共産党と改革だけが賛成、自民・民主・公明の反対で否決されました。

山形県の真室川町では昨年の選挙で共産党が初議席を獲得し、一世帯5千円の福祉灯油を実現しました。

耳を澄ませば聞こえてきます――「1週間に2回入っていたお風呂を1回にして冬をしのいでいる」という高齢者の声が――。

(03月26日記)

「清田区新聞」14年03月30日付より