Since 2007/03/08
今週号の日曜版は、5月25日号――21年前に亡くなった父の誕生日です。
子どもの時に「戦争反対」と言ったらしく、近所のおじさんに「実ちゃんそんなことを言ったら警察に連れて行かれるよ」とたしなめられたようです。
昔話のように思ってきましたが、安倍政権の政治を見ていると昔ごとでは済まされない情勢です。
20日から「集団的自衛権の行使」についての与党協議が始まりました。
これが認められれば 日本が武力攻撃を受けていなくても武力行使が可能になってしまいます。
今の憲法のままでそんなことがやられたら、ある憲法学者は「憲法をハイジャックするようなものだ」と言いますが本当にそう思います。
日本国憲法の基本は「立憲主義」――時の権力者が権力を振り回さないように、国民が権力者を縛るもの、これが一番大事な点だと学びました。
今ほど「立憲主義」を発揮するチャンスはありません。
元内閣官房副長官の柳澤協二さんは、鳩山元総理と安倍総理のことを「夢見るリーダー」と皮肉を込めて評しましたが、安倍総理の「戦争する国づくり」の夢に巻き込まれるわけにはいきません。
共産党は「集団的自衛権の行使反対」の新署名をスタートしました。
「戦争する国づくり」ノーの声を、足元から広げて広げて安倍総理の「夢」を打ち砕くしかありません。
(05月21日記)
「清田区新聞」14年05月25日付より