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日本共産党北海道委員会は4日、市内で記者会見し、来年4月の札幌市議選に擁立する候補9人(第1次)を発表しました。
現職の坂本恭子(53)=北区=、伊藤りち子(52)=白石区=、小形かおり(49)=中央区=の3氏に加え、元職の村上ひとし氏(51)=厚別区=、新人の田中けいすけ(41)=西区=、太田秀子(56)=東区=、池田ゆみ(53)=豊平区=、吉岡ひろ子(62)=清田区=、かみや恭平(31)=南区=の各氏が議席に挑みます。
上田文雄市長は、憲法や原発問題での政治姿勢や公契約条例の提案など、かつての自民党中心のオール与党市政ではなかった積極面を見せる半面、財政難を理由にした市民負担増や福祉施策の遅れ、生活苦にある市民の願いに背を向けるなど、暮らしや福祉に冷たい市政という弱点を抱えています。
会見に同席した畠山和也書記長は、市議選にのぞむ意義について「安倍政権の暴走から市民を守る防波堤となる市政と市議会をつくること、市民生活の苦しさが広がるなかで、暮らし・福祉優先の市政と議会をつくることが問われる選挙となる。日本共産党は札幌市民の願い実現へ全力をつくす」と語りました。
畠山さんは、手稲区と複数擁立の区の候補者も、遅くない時期に発表することを明らかにし、全10区から全員の当選で、現有5議席から倍増以上をめざすことを表明しました。
清田区革新懇は9日、定例の「9の日行動」を西友清田店前でおこない15人が参加。「集団的自衛権行使容認反対」の署名など22筆が集まりました。
革新懇の田中さん、多田さん、松崎さん、新婦人の小林さん、日本共産党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんらが「アメリカの戦争に自衛隊員を狩り出す集団的自衛権容認へ暴走する安倍政権にストップの声をあげましょう」と呼びかけました。
通りかかった男子学生は署名の呼びかけに応じ、「若者が戦場に送られるようになることは困ります」と署名していました。
九条ネットワーク北海道は7日、札幌エルプラザで第3回経験交流集会を開き、道内各地から180人が参加。九条の会の活動を交流しました。
第1部の全体会で、法政大学大原社会問題研究所元教授の五十嵐仁さんが「安倍首相の目指す『強い日本』とは何か」と題して講演しました。
五十嵐さんは、戦争する国づくりを急ぐ安倍首相の目的は、戦前の「富国強兵」を目指す時代錯誤でとても危険なものだと指摘。国民を脅し、マスコミを抱き込んで世論操作をする安倍内閣を批判。「九条の会には戦争体験、戦後体験をした高齢の方も多い。再びあの恐ろしい時代を若い人たちに経験させないために、いまこそがんばろうじゃありませんか」と呼びかけました。
参加者は第2部の「地域一般」「職域・趣味の会」「情勢・運動論」など五つの分科会で地域や様々な分野での多彩な活動を交流しあいました。
原発再稼働反対とすべての原発の廃炉を訴え続け6日、100回目を迎えた道庁北門前行動。「STOP!『戦争する国』づくり」のデモに参加した人たち120人も合流し、400人を超える人垣が。向かい側の歩道にも人がびっしり並びました。
参加者は「原発なくそう」「大間原発の建設中止」などのボードを掲げ、ドラムに合わせて「再稼働反対」と唱和し、道庁や仕事帰りの人にアピールしました。
午後6時から8時までの2時間、「100回も同じこと言わせるな」「子どもに原発を残したくない」などの参加者の力強いスピーチが続きました。
旧日本軍731部隊で何がおこなわれていたのか。森村誠一氏の原作で本が出版され30年以上たつ『悪魔の飽食』。私の記憶も薄らいでいたとき、合唱組曲となって7月2日、札幌コンサートホールKitaraで230人の市民合唱団のひとりとして歌う▼生物・化学兵器研究の秘密部隊として、中国人、ロシア人、モンゴル人、朝鮮人などの捕虜をマルタと呼んで軍医や医学者が生体実験をしていた▼この部隊の存在は一貫して秘匿され、部隊員は戦後、アメリカへの実験データの提供とひきかえに戦争責任を問われなかった▼マルタたちにも祖国や家族があった。しかし「殺されるまで生きよ」と励ましあい「自分たちマルタに明日はなくても次の世代には明日がある」と私たちに遺している。再びくり返さない決意で舞台へ! (規)
「清田区新聞」14年06月15日付より