北海道集会に6000人超の熱気
「戦争しないで未来を守ろう」
広場いっぱいに「わたしたちは戦わない」のメッセージボードをかかげる人たち=11日、中島公園(写真は「しんぶん赤旗」より)
北海道弁護士会連合会と道内の四つの弁護士会が11日、札幌市で「わたしたちは戦わない! ―NO WAR―大集会&パレードin北海道!」を開きました。炎天下にもかかわらず6000人を超える人たちが会場の中島公園広場を埋めました。
旭川、釧路、函館など全道各地からも集結。連合北海道、道労連の組合員や、青年、女性、子ども連れの家族、市民が多数駆けつけました。
道弁連の田村智幸理事長があいさつ。「安保法案は違憲。いまこそ法律家が存在価値を示し声をあげよう」と呼びかけました。主催各弁護士会の代表も決意表明し拍手を受けました。
迷彩服姿で訴える元自衛官=11日、中島公園
「ふるえるデモ」のスタッフを務めた青年、キリスト者、僧侶、憲法学者がそれぞれの立場から発言。元自衛官も登壇し「間違いなく自衛隊員の血が流れる。こんな法律で命を落としたら無意味だ。隊員の命は首相のおもちゃじゃない。隊員の流す血や家族の涙に責任が取れるのか」と訴えました。
集会では全員でメッセージをかかげ「安全保障法制に異議あり」「戦争できちゃう法案異議あり」などとコールしました。
従軍看護婦と看護師が半々の制服を着た医療労働者を先頭に出発する道労連の隊列=11日、中島公園
集会後、オレンジのTシャツ姿の弁護士らを先頭に「戦争しないで未来を守ろう」「NO PEACE NO LIFE」とコールしながらパレードしました。
日本共産党の紙智子参院議員、畠山和也衆院議員のほか、民主党、社民党、新社会党の代表が参加しました。
すべての女性と手をつなぐとき
響かせよう「戦争させない」
横湯さん(中央)らを先頭に母親行進をする女性たち=12日、中央区大通西13丁目
「すべての女性と手をつなぎ、戦争法案を廃案に」と12日、第58回北海道母親大会が札幌市内で開かれました。
平和や人権、教育など八つの分科会と、国会を包囲した「女の平和」ヒユーマンチェーンの提唱者・横湯園子さんを迎えた全体会にのべ1700人以上が参加しました。
横湯さんは、自身の戦争体験にも触れて、「日本の政治が再び戦争への道へと動きだした。思想信条や組織、政党の違いを超えて手をつなぐときです」と呼びかけました。
日本共産党の紙智子参院議員、明日の自由を守る若手弁護士の会の川上麻里江さんが激励あいさつしました。
全体会の最後には参加者全員で手をつなぎ「戦争させない」コールを響かせました。
大会後、横湯さんらを先頭に約300人が母親行進。「戦争法案反対」などをアピールしました。
革新懇が9の日行動
戦争法案阻止へ力尽くそう
上:戦争法案阻止を訴える革新懇の人たち
右:戦争法案反対の署名に応じる市民
=9日、西友清田店前
清田区革新懇は9日午後、西友清田店前で9の日宣伝行動を。新婦人の人たちを中心に17人が参加しました。
加盟団体代表らは政府与党が憲法違反の戦争法案を15日にも強行採択を狙っている緊迫した情勢を伝え、日本を「戦争する国」にさせないため反対の声をあげるよう訴えました。
新婦人の宮崎さんは、トルコの詩人、ナーズム・ヒクメットが広島の原爆で死んだ少女をうたった詩「死んだ女の子」を読み上げ、核兵器廃絶を訴え、戦争法案阻止のためともに立ち上がろうとよびかけました。
後援会が震災メモリアル宣伝
復興ないがしろは許されない
戦争法案強行許さず廃案に
震災復興支援を呼びかける吉岡さんら=10日、北野ラルズ前
清田区の党後援会は毎月11日に実施している震災メモリアル宣伝を、今月は戦争法案反対大集会があるので10日にラルズストア北野店前でおこないました。
党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんが、東日本大震災から4年4カ月たっても復興が遅々として進まず、福島第一原発の事故も収束していないのに、復興支援の助成金打ち切りの動きや、原発再稼働の動きだけが目立つ現状を告発しました。また、「安倍政権が多くの憲法学者や法律家が憲法違反だと指摘している戦争法案を問答無用とばかりに押し通そうとしていることは許せない」とのべ、「世論で安倍政権を包囲し、法案を廃案にさせよう」と訴えました。