「お父さんだよ…。お父さんの所に帰るよ。みんなと一緒について来てよ。お父さんの所に帰って来てよ」――遺棄現場で、お父さんは涙ながらに娘に語りました。
嘉手納基地軍属の元米軍海兵隊員によって、沖縄県うるま市の20歳の女性の命が奪われました。
22日、北中城(きたなかぐすく)にある米軍キャンプ場前での「米軍撤退求める女性集会」では喪章をつけ、黙祷し怒りの抗議をしました。
23日、翁長知事は安倍首相と会談し、日米両政府の対応を批判し、オバマ大統領との面談を求めましたが、「外交問題は中央政府間で協議するのが当然だ」と受け付けようとしません。
24日はオール沖縄の5議員が政府に抗議しました。
無所属の仲里俊信衆議は「私は日米安保容認の立場だったが、今回はなんとしても基地撤去か目にみえるかたちで縮減がなければならない」と訴えています。
中谷防衛相は、これまで何百回と繰り返されてきた「再発防止」「綱紀粛正」の空しい言葉を繰り返すだけでした。
全国74%の基地がある沖縄。
一日も早い基地の撤去しかない。娘の命を無駄にしたくない――女性のお父さんの思いを、27日沖縄県議選告示、6月19日沖縄県民集会、参院選勝利へ繋げます。
(5月25日記)