西日本を襲った豪雨は、死者132人、行方不明者74人(午後1時現在)と増え被害の全容は見えないままです。
犠牲となった方にお悔やみを申し上げ、被災された方に、心からお見舞いを申し上げます。
気象庁の発表で「数十年に一度しかない災害」ということばを、最近はたびたび耳にしているように思います。
広島県広島市では、77人の命を土石流で奪われてからまだ4年しかたっていません。
被災者への物心両面での支援はまったなしです。
5日夜は、豪雨被災中であり、オウム真理教元幹部7人の死刑執行前夜でした。
その晩自民党は、安倍首相や死刑執行を命じた上川洋子法相など30人が、ノンビリと宴会をしていました。片山さつき議員がパーティーの写真とともに「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり!」などとネットに投稿しています。
共産党を含む野党の「政府あげて災害に集中すべし」との申し入れをよそに、今日、参議院内閣委員会でカジノ法案審議が強行されました。
災害復旧の陣頭指揮をとるべき石井国土交通相が、カジノ担当大臣として出席。災害を受けた岐阜県選出で、参院内閣委員長の柘植(つげ)氏も出席しました。
国民の苦難に寄り添う心を、自公政権は捨て去ったのでしょうか。
(7月11日記)